FAQ

LCシステムにPFAS汚染があるかどうかを確認する方法を教えて下さい

01 Aug 2025

LCシステムにPFAS汚染があるかどうかを確認する最も簡単な方法は以下のとおりです。

まず、移動相をカラムに30分間送液してシステムを平衡化し、システム由来のPFASを分析カラムの入口側または先端部に蓄積させます。続いてブランク溶液を注入してグラジエント溶出を行うと、カラムに蓄積したPFASが溶出し、試料中のPFAS保持時間と同位置に現れます。

次に、平衡化後の1回目のブランク注入が終わったら、カラムの再平衡化を行わずただちに2回目のブランク注入を行い、PFAS化合物の保持時間を確認します。2回目の注入は、システム由来のPFASがカラムに蓄積する前に行います。これにより、システム由来のPFAS干渉がない状態でのブランク保持時間を確認できます。

2回の注入結果を比較する:

  • 1回目(長時間平衡化後)のみPFASが検出され、2回目では検出されない場合: システム由来のPFASが溶出しており、極低濃度分析への干渉が生じる可能性があります。
  • 両方の注入でPFASが検出されない場合: システム由来のPFAS干渉は大きくないと判断できます。長期間使用しているLCユニットに新しい質量分析計を組み合わせている場合などで見られます。使用期間が長いほど、溶出しやすいシステム由来のPFASはすでに溶出しきっている可能性が高くなります。

ただし、この状態は恒久的ではありません。インジェクターより上流のシステム内のプラスチック部品を交換する際は注意が必要です。PFAS対応(PFAS不溶出)部品を使用しない限り、交換部品からPFASが再度溶出する可能性が高くなります。

著者 / 執筆者

GNOT5094-JA