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PFAS分析最前線:注目される代替PFAS GenXとPFBS

02 Feb 2019

PFAS(ペルおよびポリフルオロアルキル化合物)分析は、環境分析ラボにとって近年、最大の関心事です。米国環境保護庁(EPA)は、PFASの代表的な二つの化合物、PFOAおよびPFOSに関し、飲料水中の健康勧告濃度を70pptと設定しています。さらに、2018年のナショナル・リーダーシップ・サミットでは、米国EPAが他の連邦機関と連携し、新たに二つのフッ素化合物、ヘキサフルオロプロピレンオキシド二量体酸(HFPO-DA、別名GenX)とパーフルオロブタンスルホン酸(PFBS)に対するヒト健康毒性値を策定する方針を発表しました。これらの化合物は、PFOAおよびPFOSの代替品として使用されていますので、その安全性についても継続的な評価が求められます。

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GenXとその前駆体は加水分解されてHFPO-DAに変換されます(出典:Mark StrynarおよびLaurence Libelo / 米国EPA)。

これらの化合物をPFAS分析成分リストに追加し分析を行うと、Restek Raptor C18カラム(Cat. # 9304552)による分析結果は以下の通りとなります。

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既にGenXとPFBSを分析成分としている場合、Restek Raptor C18カラム(Cat. # 9304552)でより高速な分析(ランタイム約4分)が実現します。一般的に溶出の早いPFBSの保持時間は1.6分で、検出限界以下の誤検出もありません。

さらに多様なPFAS成分の分析や、より良好な分離が必要ですか?粒子径2µm以下の高性能カラムソリューションを求めていますか?Restekなら、ニーズに応じて最適なカラムをのご提案が可能です。

RestekはPFASに関する研究を加速させていきます。どうぞご期待ください!

Products Mentioned


Raptor C18, 5 µm, 50 x 2.1 mm HPLCカラム

GNBL4879-JA