一部のPFAS原材料は塩形態で製品製造に使用されます。例えば、パーフルオロオクタンスルホン酸カリウム(PFOSK)はパーフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)標準溶液の製造に使用されています。PFAS原材料が塩形態であるかどうかについては、証明書の「Compound(化合物名)」と「CAS #(CAS番号)」の欄で確認ができます。例えば、カタログ番号30802の製品がPFOSKを原材料として使用しているため、以下のように証明書では記載されます。証明書に記載されている「Grav. Conc.(濃度)」の値は、原料に含まれる塩の成分(塩形)を補正した上での数値です。そのため、この濃度は酸の形としての化合物の濃度を示しています。例えば、記載された 99.4 µg/mL という濃度は、パーフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)そのものの濃度を指します。塩の補正に関する詳細は、本書上部にある「Reference Standard(標準品)」セクションの質問6をご参照ください。

PFOS標準溶液 (cat.# 30802) 分析証明書からの抜粋

