濃度が低下し溶媒の極性が高まる場面ではPFASの吸着が強まるため、そうした用途にはポリプロピレン製バイアルの使用をお勧めします。
PFASが保管容器の表面に吸着する現象は、よく知られた課題です。Restekの標準溶液開発においても、同様の吸着現象が確認されました。吸着の程度は、主に以下の要因に左右されると考えられます。
- 溶媒の極性(水分含有量が高いほど吸着が増加する)
- 末端基の種類(カルボン酸とスルホン酸では吸着挙動が異なる)
- 分析対象成分の鎖長(鎖長が長いほど吸着が強くなる)
- 容器の材質
- 容器の表面積
濃度が高い場合(1 ppmを超える場合)、ガラスまたはポリプロピレン製バイアルへの吸着は、標準溶液の濃度と比較して無視できるレベルです。一方、フィールドサンプリングや分析時など、分析対象成分の濃度が低く溶媒の極性が高まる状況では、吸着の影響が大きくなります。そのため、こうした場面ではポリプロピレン製バイアル(バイアルcat.# 23243、キャップcat.# 23244)の使用をお勧めします。
詳細については、「PFAS Feasibility: Determination of Glass Deactivation and Stabilizer Concentration」のポスターをご参照ください。


