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分析対象成分の濃度が変わってしまうと、分析は混乱をきたし、ラボのワークフローが妨げられ、時間と費用が無駄に使われる可能性があります。リファレンススタンダード(標準溶液)を適切に保管すると、分析対象成分の最適な安定性が確保され、分析業務に集中できます。
リファレンススタンダードの保管方法
このRestek Tipでは、様々な温度範囲でのリファレンススタンダードの安全な保管方法と、特定の標準液に関する詳細な保管情報を紹介します。
保管温度で変わる注意点
リファレンススタンダードの安定性は、保管温度と開封時の扱い方に大きく左右されます。まずは分析証明書の指示を確認したうえで、以下の2つのケースを押さえておくと安心です。
指定温度より低い温度で保管する場合
分析証明書に特別な指示がない限り、指定温度よりも低い温度で保管しても問題ありません。ただし、開封前にアンプルを室温まで戻し、分析対象成分がヘッドスペースに残らないよう、アンプルを数回転倒混和してから開封してください。溶け残りが見られる場合は、超音波処理が必要になることがあります。
指定温度より高い温度に一時的にさらされた場合
7日未満の短期間であれば、指定温度より高い保管温度にさらされても、標準溶液の長期安定性に影響することは通常ありません。ただし、これはあくまで未開封の状態が前提です。
開封後の品質管理
一度開封された標準溶液は、その後の取り扱いや保管状況によって品質が左右されます。開封後の品質は保証できないため、開封後はできるだけ早く使用し、都度の保管条件にも注意してください。
まとめ:保管時に確認すべきポイント
- まず分析証明書を確認:保管条件・超音波処理の要否はアンプルラベルにも記載
- 低温保管時:開封前に室温へ戻し、転倒混和してから開封
- 高温への短期暴露:7日未満なら長期安定性への影響は通常なし(未開封時)
- 開封後:品質は保証されないため、取り扱い・保管状況に注意
関連リソース:分析用標準溶液の取り扱いガイド|保管温度・光感受性・化合物の適合性
Restek推奨製品:Restek's Reference Standards(リファレンススタンダード: 標準溶液)
よくある質問
Q. 指定温度より低い温度で保管しても大丈夫ですか?
分析証明書に特別な指示がない限り問題ありません。ただし開封前にはアンプルを室温まで戻し、数回転倒混和してから開けてください。分析対象成分がヘッドスペースに残るのを防ぐためです。
Q. 指定温度より高い場所に一時的に置いてしまった場合、標準溶液は使えなくなりますか?
7日未満の短期間であれば、指定温度より高い保管温度にさらされても、未開封の標準溶液の長期安定性に影響することは通常ありません。
Q. 開封後の標準溶液はどのくらい保管できますか?
開封後は取り扱いや保管状況によって品質が左右されるため、明確な保証期間はありません。開封後はできるだけ早く使用してください。


